〈アガルート入門総合カリキュラムのレビュー〉 ~一発合格者が語る実体験~
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はじめに
【このレビューを書いた理由】
僕がこのレビューを書いた理由はシンプル。アガルートに申し込もうとしたとき、ネットに転がってる情報が少なくて苦労したから。結局、自分で受講して「こういう感じか」ってわかったことが多かった。だから、これから予備校選びをする人たちの参考になればと思って書いてる。
【受講コース】
司法書士試験|入門総合講義/入門総合カリキュラム(フル・ライト)
【予備校選びの経緯】
予算はそんなに余裕なかったけど、独学はさすがにきついなって思った。選択肢は「アガルート」と「スタディング」の二択。で、直感的にスタディングよりアガルートが良さそうってことで即決。
【コース選択(フル/ライト)について】
俺はフルを選んだけど、正直ライトでも十分だったかも。「量が多い方が安心だろ」って理由でフルにしたけど、ライトで必要十分って感じだった。
アガルート入門総合カリキュラムの内容と個人的評価

- 入門総合講義←良い
- 記述問題はじめの一歩←要らない
- 記述解法マスター講座←要らない
- 記述過去問解説講座←良い
- 記述・択一パーフェクト12←要らない
- 実力確認答練←普通
- 模擬試験←適当に解いた
結論
アガルート入門総合カリキュラム・ライト
+
他社答練・模試がおすすめ
アガルートのメリット
何と言っても合格すれば全額返金+祝い金3万円

合格すれば全額返ってくるって最高。
合格した自分へのご褒美として好きなもの買おう。
圧倒的コスパ
ライトなら約24万円 フルでも約30万円と他社予備校に比べて安い
〈参考〉伊藤塾 約53万円 LEC 約50万円 TAC 約56万円
月に一回の学習サポーターやWEBテストまでついてこの価格は強い
記述過去問解説講座が神
司法書士試験においては記述式問題が最大の壁だけど、アガルートの記述過去問解説講座のおかげで突破できた。
浅野先生が解いてる様子を見ながら一緒に手を動かすだけで、流れが掴める。
最初は理解できなくても、10年分解き終わる頃には勝手に慣れてくる。
記述過去問解説講座
浅野レジュメが最高
膨大な知識量を問われる司法書士試験においては知識の整理は必須。
知識の整理において必須なのが図表なんだけど、アガルート受講生に配られる浅野先生のレジュメはめちゃくちゃ分かりやすい。特に会社法・商業登記法の募集株式の発行手続きをまとめた表と取締役等の就任承諾書や印鑑証明書をまとめた表は脳に焼き付くほど見た。
浅野先生の講義は眠くなりにくい

範囲が広い司法書士試験では、インプット講座が400時間程度あるのは普通なんだ。数百時間もその人の話を聞くんだから、わかりやすさはもちろん眠くならないということも大事な要素。
その点浅野先生は司法書士の受験界隈では、1,2を争う動の講義をされる講師だと思う。
読むだけでなく、身振り手振りで講義を展開するから眠くなりにくい。
実際僕は浅野先生の講義中は一回も眠くならなかった。
是非一度サンプルを見てみてほしい。
入門総合講義 サンプル 民法
アガルートのデメリット

誤植や誤字が多い(ハズレ年だったのかも)
フルカラーで見やすいテキストだと思うんだけど、いかんせん誤植が多い。僕が受けた年の訂正情報は74ページにもわたった。毎月中旬に訂正情報が出されるのですが山のように訂正が来るので毎月キレながらテキストを直していました。(笑)
ただ最新の合格目標の年度の訂正情報では、僕の年より明らかに訂正が少ない。僕の年がハズレ年だったのかもしれません。大きな改正があったので仕方がないのかもしれないけど、日本語の間違い等は法改正関係ないので、チェック体制に少し不安が残る。
不安がある場合は、アガルートのマイページから訂正情報が見れるから申し込む前にチェックするのもいいかもしれない。
毎年撮り直しではないので情報の鮮度にムラがある
アガルートは法改正があるところだけ撮り直しをすることによって価格を抑えている。
これは仕方がないことかもしないけど、やはり毎年撮り直している予備校とは情報の鮮度や環境にムラがあるんだ。
記述の配点変更前に取った映像を使っていたりするから70点満点前提で話したり、法改正が直接関係していなくてもそれを前提に話していたりと致命的なものではないけど、少し気になる。
演習系がムズすぎる(特にパーフェクト12)
フルカリキュラムについているパーフェクト12ですが難すぎる。12回あって奇数回が午前科目、偶数回が午後科目なんだけど午前科目ですら10点満点中平均4~5点だったので萎えて午後は解いてない。
あとこれはアガルートの演習系全般に言えるんだけど、解説が文字だけで表などがついていないので使いづらい。
また記述の点数配分も書いてないので何点取れたのかわからないので実力を把握しづらい。
演習系は他の予備校を併用すべき。おすすめの答練は伊藤塾の答練。(安くてコスパ良し)
製本がクソ雑魚
コストを抑えるためにテキストの製本を安い仕様にしてるのかもしれないけどテキストが折れる。
特に民法・不動産登記法など分厚い科目は確実に折れる。都度ボンドで補強しながら使ってた。
〈参考画像〉

記述過去問に解説がついてない
これも結構嫌なところなんだけど記述過去問解説講座のテキストに模範解答しかのってなく、解説がついてない。
記述過去問を解いていく中で、なぜこの添付書類をつけるのかなどが気になってもいちいち解説動画を見に行くのは、めんどくさいし記述問題が改正に対応していなかったから、僕はTAC出版のパーフェクト過去問を使ってた。
司法書士 パーフェクト過去問題集 (11) 記述式 不動産登記法
司法書士 パーフェクト過去問題集 (12) 記述式 商業登記法
アガルート入門総合カリキュラムの総評
多少の不満点はあるものの全額返金が全てを帳消しにしてくれる。
ただ答練は伊藤塾のものも追加で受けるのがおすすめ。
おすすめの組み合わせとしては
アガルート入門総合カリキュラム・ライト
+
伊藤塾の答練
+
各社模試
がコスパも良くて安定して合格できるんじゃないかな。
アガルートのフルはいらない。
ライト+他社予備校の答練を使うのがいいと思う。
伊藤塾の答練は安いし表も充実していて問題数もちょうどよく回しやすかった。
お金に余裕があるならLECもおすすめ。
相対評価の試験なので一番利用者が多いところを使うだけで、下手にアドバンテージはつけられない。
根本先生も面白いし。
ただ講義を見るサイトがゴミ仕様なので注意。
最後に
正直どの予備校を使っても受かる人は受かるし、受からない人は受からない。
要は自分次第ってこと。
それなら全額返金のあるアガルートで司法書士を目指そう
司法書士試験|入門総合講義/入門総合カリキュラム(フル・ライト)
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